色の組み合わせを考える際に、様々な色を表現して「もっと明るい青」、「柔かい緑」、「濃い赤」、「浅い黄色」といった言い方をしませんか?
「明るい」、「柔かい」、「濃い」、「浅い」、こんな単純な形容詞 を付けるだけで様々な色が想像できます。その様々な色の印象、これがトーン(tone)です。
色の3属性を使って説明すると、トーンは、明度と彩度を組み合わせた色です。
トーンは「明るい・暗い」、「強い・弱い」、「濃い・淡い」などの言葉によって、色の印象や感じなどの調子を表現します。
PCCS(日本色研配色体系)では、トーンを17種類のグループに分けて分類化しています。
下の図では上下が明度を、左右が彩度を表わします。
これだと、ちょっとゴチャゴチャしていてわかりにくいですね。次の図で、もっとわかりやすく赤色にしぼってみましょう。
W
ホワイト
白 |
ltGy
ライトグレイ
明るい灰色 |
mGy
ミディアムグレイ
灰色 |
dkGy
ダークグレイ
暗い灰色 |
Bk
ブラック
黒 |
|
p
ペール
薄い |
lt
ライト
浅い |
ltg
ライトグレイッシュ
明るい灰みの |
sf
ソフト
柔かい |
g
グレイッシュ
灰みの |
d
ダル
鈍い |
dkg
ダークグレイッシュ
暗い灰みの |
dk
ダーク
暗い |
|
b
ブライト
明るい |
. |
s
ストロング
強い |
v
ビビッド
冴えた |
dp
ディープ
濃い |
. |
|
なんだか、見たことのある図ですね。
これは前ページのマンセル色立体の断面図と似た性質を持っているからなんです
左端の縦列(白〜黒)は色相と彩度を持たず、明度だけを持った「無彩色」と呼ばれるトーンです。
上の図を見ると、赤色の彩度に無彩色を混ぜたことによって赤色のトーンが生まれたことになるわけです
このように一般に赤色と呼びますが、ちょっとトーンが変わるだけでその印象は随分と変わってしまうことがおわかりになったかと思います。
では、次回はトーンを含めた色の組み合わせについて勉強したいと思います。

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